
2024年、芝浦工業大学工学部は
学科制から課程制に移行します。
この世界を変えるのであれば、
まずは私たち大人が
変わらなければならない。
その覚悟で、教育の在り方を
根本から変えることにしたのです。
私たちはきっと、問われることになるでしょう。
たったひとつの大学に、
いったいなにができるのかと。
しかし、世界を変えてきたのはいつだって、
小さくとも大きな、
目の前の扉を開ける勇気でした。
地球のために、人間のために。
やるべきことを今。
次はあなたが、あなたの扉を開ける番です。
工学部課程制の
特徴
POINT 01
分野の垣根を超え、
工学は新しい時代へ
近年、産業構造の変化や社会の複雑化により、社会の諸問題を解決するためには複数の分野の専門知識が必要となってきました。例えば自動車産業ではEV化や自動運転等の技術革新に伴い、機械工学的な知識に加え他分野の知識の重要性が増しています。今後、このような分野融合の流れがあらゆる業界に波及していくことは間違いありません。
そこで芝浦工業大学工学部は「学科制」から「課程制」に移行。分野融合型の教育研究を展開しやすい体制へ改組します。さらに研究室への早期所属制度も導入。研究を主軸とした実践型教育を展開することで、現代社会が抱える様々な課題を発見し、そして解決することができる、イノベーションの推進役となれる人材を育てていきます。


POINT 02
こう変わる
課程制工学部の
学びの流れ

POINT 03
幅広い学びを具現化する
分野別科目群と
副コース認定制度
課程制工学部では、主コースの学びに主軸を置きつつも、自らのニーズに合わせて他分野の知識も体系的に学べる自由度の高いカリキュラムを導入します。
分野融合カリキュラムの骨幹となるのは「分野別科目群」という仕組み。これは各コースが提供する多様な専門分野を、「AI」や「ロボット工学」などの特定のテーマでグルーピングしたもので、他の分野を学びたい学生がニーズに合わせて自由に履修することができます。
分野別科目群を活用すれば、当該分野の体系的な知識を効率よく修得できます。また条件を満たせば副コースの修了認定を受けることもできます。自らの専門性に加え、他分野の知識も有していることを示すことができれば、就職活動等でも有利です。
- 副コース認定のためには、一つの科目群から10単位の授業履修および当該分野の研究室における一定の活動(「学内研究留学」2単位)の合計12単位が必要です。(なお、卒業に必要な単位数は124単位で、副コース履修で得た12単位はこの中に含むことができます。)
- 副コース認定を狙わない場合でも、様々なコースの分野別科目群を自由に履修することができます。
- 自コースの分野を極めたいという場合は、他コース科目を履修せず、自コースの学びに集中することも可能です。
POINT 04
卒業研究は2年間
課程制工学部では、研究室への所属を従来の4年生から3年生に早めました。これにより2年間をかけてじっくり卒業研究に取り組むことができます。
早くから研究を行えるメリットは時間の余裕だけではありません。授業と並行して研究に取り組むことで、授業で学んでいることがどのように研究に役立つのかを実感できるため、日々の学びのモチベーションが向上します。
また早めに研究テーマが定まれば、取り組みたいテーマから逆算して必要な科目をピンポイントで履修することができ、目的に沿って効率的に学修を進めることもできます。
さらに副コース認定制度と合わせれば他分野の学びも研究に生かすことが可能です。複数の分野の知見を取り入れた研究を推進できればイノベーション創出につなげることもできるでしょう。希望に合わせて他分野の研究室に一定期間“学内留学”ができる制度も設けられています。(学内研究留学)
工学部改組 課程長座談会
CROSS TALK
OF THE PROFESSORS

学部長・課程長6名によるクロストークムービー。
なぜ改組に挑戦するのか、なぜ課程制に移行するのか。教授陣の本音を包み隠さずにお伝えします。