課程制の学びの特徴

複数分野の知識が習得できる
5課程・9コース

現在、自動車のEV化が加速しています。従来は機械工学の知識が開発・生産をリードしていたのですが、現在では「電気・電子工学」「情報・通信工学」などの知識も求められるようになっています。

今後、こうした流れがあらゆる業界に波及していくことは間違いありません。「ひとつの分野のプロ」から、「多岐にわたる知識やスキルを融合できるプロ」へ。

新たな工学部はひとつの専門性を磨く「学科制」から、複数分野の知識も習得できる「5課程・9コース」に移行。入学時に選択した主となるコースを軸に、幅広い知識の取得や実践的な学びに取り組めるようになっています。

Comment of Professors

機械工学課程 角田 和巳 課程長

現在の機械工学は高度化、複雑化しています。ここで大学が本格的に大きく舵を切って「分野融合」に進んでいくことには大きな意味があると思います。

物質化学課程 野田 和彦 課程長

物質化学は、根幹から世界を変える学問。素材という観点で言いますと、ありとあらゆる専門領域、ありとあらゆる社会の進化と密接に関わっています。

電気電子工学課程 吉見 卓 課程長

もはや、ひとつの知識だけで通用する時代ではありません。ロボット開発では電気、機械、情報はもちろん、心理学や哲学の専門家の方も関わっています。

情報・通信工学課程 木村 昌臣 課程長

私はIT系企業の出身です。すでにコンピュータが関わらない分野はありませんし、工学部の専門科目だけでなく、人文社会や言語学との連携も想定されます。

土木工学課程 伊代田 岳史 課程長

土木は総合的な学問。他の専門家の協力なしに橋梁も道路もつくることはできませんし、今回の改組は学生にとって非常に重要なことだと考えています。

幅広い学びを具現化する
就職にも有利な
副コース認定制度

複数の専門知識を融合し、イノベーションを生み出す。そのために必要な幅広い学びを実現させることが副コース認定制度の主な目的です。

各課程のコースには、専門科目を特定のテーマ(AIやロボット工学など)でグループ化した「分野別科目群」があり、他コースの学生にも開放しています。

個々の科目群は、10~20個ほどの科目で構成されていて、その中から一定の科目の単位を取得すれば当該分野の体系的な知識を習得することができるように設計されています。

また、条件を満たせば「副コースの認定」を受けることも可能。主専攻に加えて「他分野の専門知識も有している」ことを対外的にアピールできるようになります。認定の取得にこだわらず、自由に学びを広げる道も用意されています。

幅広い学びを可能にする
柔軟なカリキュラム
グループ化された分野別科目群を
どう活用するかは、あなた次第

Comment of Professors

機械工学課程 角田 和巳 課程長

機械工学での課題が、別の領域の研究室で「すでに解決されていた」ということも少なくありません。この気づきが得られることも副コースの大きな特徴です。

物質化学課程 野田 和彦 課程長

青色発光ダイオードの誕生で、クリスマスの景色は様変わりしました。他分野の力が得られることで、こうした変革も加速するのではと期待しています。

電気電子工学課程 吉見 卓 課程長

領域ごとに、常識も文化も大きく異なります。同じ言葉、同じ質問でも捉え方が違う。そんな各研究室の異文化を体験できることも大きなポイントです。

情報・通信工学課程 木村 昌臣 課程長

情報・通信はすべての領域に関わりますので、学生にはぜひ「ITを活用して、どの社会問題をどう解決するか」というスタンスで制度を活用してほしい。

土木工学課程 伊代田 岳史 課程長

土木の学生が他分野を学ぶとしたら、施工素材という観点からは「物質」、施工の自動化という観点からは「ロボット」が有力候補になるかもしれません。

本物の社会課題と向き合う
2年間の卒業研究

新しい工学部では、卒業研究の期間を1年間から2年間に変更。早期から未解決問題に挑むことで、幅広い知識はもちろん、実社会で求められる「課題発見能力」「課題解決能力」「価値創造能力」を今まで以上に磨けるようになります。

卒業研究のテーマは、本物の社会課題。日本や世界の現実と向き合いながら、「そもそもなにが課題なのか」という問いから始め、「どのように解決するのか」「どのような価値を社会に生み出すのか」を探求。最終的に、卒業研究として発表します。

研究を軸とした
実践型教育を早期に開始
3年次より卒業研究がスタート
社会課題と向き合いながら学ぶ

Comment of Professors

機械工学課程 角田 和巳 課程長

従来は、斬新なアイデアをブラッシュアップする充分な時間がありませんでした。2年間となることで、今まで以上に価値創造力が育まれるかと思います。

物質化学課程 野田 和彦 課程長

卒業研究をすると、とたんに学生の課題意識が高まります。3年生のときから、この意識づけができる。教育改革の意味は非常に大きいと考えています。

電気電子工学課程 吉見 卓 課程長

前倒しによって、早い段階から課題解決の経験を積むことができる。ここで悩んだこと、学んだことはきっと、企業で研究開発する際にも生きてくるはずです。

情報・通信工学課程 木村 昌臣 課程長

課題解決と言っても「そもそもなにが問題なのか」がわからなければ解決のしようがありません。この2年間で、学生には課題発見能力も磨いてほしいですね。

土木工学課程 伊代田 岳史 課程長

この変革を機に、学会発表も可能となります。第一線の研究者とならんで発表することで、課題解決能力だけでなくプレゼン能力も高めることができます。